わたしはこの数年で電子書籍で本を揃えることが増えましたが、同時にスマートフォンやタブレットで電子書籍を読むことに不便を感じていました。
文字が小さいとか、なかなか集中できないとか… 細かなストレスが積み重なっていたので、試しに電子書籍の専用端末を買おうと思い立ち、AmazonプライムセールでKindle Paperwhiteを購入して使っています。
実際に1ヶ月使ってみて、Kindle Paperwhiteに満足しているので、使用した感想を記事にまとめます。
Kindle Paperwhiteとは
Amazonの電子書籍 Kindleの専用端末です。その名の通り、アプリはKindleしか入っていません。
読書のために作られた端末なので、スマホやタブレットよりも読書にむいています。
読書のための専用端末 – e-inkディスプレイで、紙のように読みやすい。直接目を照らさないフロントライト方式だから、目に優しく、長時間の読書でも疲れにくい。本数千冊(一般的な書籍の場合)がこの一台に
Amazon.co.jp: Kindle Paperwhite 防水機能搭載 wifi 32GB ブラック 広告つき 電子書籍リーダー: Kindleストア
Kindle Paperwhiteのスペック

価格 | ¥13,980〜(通常時) |
容量 | 8GB/32GB |
画面解像度 | 300ppi |
防水機能 | あり |
広告 | あり/なしを選択可能 |
接続 | Wifi/Wifiまたは無料4G |
わたしは8G、広告ありモデルを買いました。
Kindle を買おうと考えたきっかけと、購入に到るまで
出産してから子どもたちのものがどんどん増えるので、なるべく自分のものを増やさないよう本は電子書籍で読むことが増えました。
iPadやスマホにKindleなどのアプリをいれて電子書籍を読んでいましたが、同時に不便さも感じていました。
電子書籍の読書における不便さ
- スマホは文字が小さくて読みづらく、集中しにくい
- iPadは重く持ち運びしにくい
- 子どもが成長するにつれ、スマホやiPadを使っていると横から奪われるようになった
特に3が物理的に大きな壁で😅
子どもたちが遊びに集中しているときやテレビを見ているとき、手持ち無沙汰だから本を読もうと思ってスマホでアプリを開いても、子どもたちが気づいた途端やってきてスマホを奪われます。
気づいてほしくない時ってすぐ気がつくんですよね。
「いつ気づかれるかわからない」プレッシャーがあるので、あまり集中できません。
「Kindle Paperwhiteなら読書に時間をとれそう」と思った
読みたい本はあるけど、毎日の仕事や家事育児に追われて、読書の時間を取れるのは夜寝る前の1時間あるかどうか。
なかなか読み進められず、気になる本や積ん読がたまっていく毎日。
どうにかしたいなあと考えていたときにふと、「Kindle Paperwhiteのような専用端末なら、もっと手軽に読書できるのでは」と思いつきました。
Amazonプライムセールで購入
幸い電子書籍はほぼKindleで買っていたので、Kindleシリーズの端末を買ってみることに。
ちょうどAmazonプライムセールがあったので、そこでKindle Paperwhiteを購入。
どのスペックのKindle Paperwhiteを買うか悩んだ末、まずはお試しする気分で(おそらく最も手頃な)8G/広告ありの端末を購入しました。
セール価格で6,980円でした。
Kindle Paperwhiteの実物を触ってみた
Kindle Paperwhiteは軽くてコンパクト。文庫本に近い印象
200gに満たない軽さで、タブレットより小ぶりなので片手で持てます。

背面はこんな感じ。
広告あり端末のみ、端末にカラーバリエーションがあります。
青色を選びましたが、所有欲が満たされるくらい綺麗な色 …ではないです。(すみません。)

広告はスタンバイ時などに表示される
気になっていた広告の表示ですが、スタンバイ時の画面と、Kindleアプリ内にもちょっと出ます。
内容は本の広告が主。


画面リフレッシュ時の白黒反転
Amazonのレビューなどでもよく目にしましたが、この端末特有の現象として、ページを切り替える時に画面全体が白黒反転します。
特に漫画や雑誌など(おそらく固定レイアウトの書籍)では毎ページごとに白黒反転が起きて、結構気になります。
テキスト中心の書籍であれば、設定で「ページの更新」をオフに設定すると、頻繁な白黒反転は起きません。
※わたしが購入した端末では、購入時からこの設定がオフになっていました。

「ページの更新」をオフにしたままテキスト中心の実用書を見るたところが、下の動画。
漫画の場合、設定をオフにしたままでもページを送るごとに画面の白黒反転が起きます。
わたしは使っているうちに白黒反転現象に慣れましたが、人によっては気になると思います。
Kindle Paperwhiteのよいところ
スマホやタブレットよりも読書に集中できる
スマホなどで読んでいた時よりも読書に集中できています。
たぶん原因はつぎのことが多いかなと。
- 他にアプリがインストールされていないから、Kindleを持つと読書に気持ちが切り替わる
- アプリの通知がないことも理由として大きい
- 読書する上でのストレスがない
- 画面が文庫本を開いた時に近いサイズだから、視線移動が少なく楽
- フォントサイズを大きめに読みやすく設定しているから
特に画面サイズについては盲点でした。
iPadでは画面が大きくなるので漫画や雑誌を読むには迫力があってよいのですが、テキストだと視線を大きく動かします。
意外と読みにくくてストレスだったんだ、と気がつきました。
子どもに端末を取られる!というプレッシャーがない
「スマホで読んでいると子どもに奪われる」と書きましたが、いまのところKindle Paperwhiteは子どもたちの興味をそそられないようで、そのプレッシャーがありません。
画面がモノクロで地味なので、スマホほど興味を惹かれないみたい。
軽さと防水機能のおかげで、読む場所を選ばない
片手で持ちやすく、しかも防水機能もあるので気軽に持ち運べます。
- ちょっと出かけるときの待ち時間対策にカバンに入れておく
- 歯磨きをしながらもう片手で読む
- お風呂に持ち込む など…
持ち歩きが簡単なので、以前よりも読書する機会が増えました。
広告はさほど気にならないが、感じ方は人によりそう
前述の通り、広告はスタンバイ中やKindleのライブラリを開いている時の表示が主で、読んでいる最中には出てきません。
わたしは今のところは気になっていませんが、より強い没入感をもとめる方は広告なしのほうがオススメです。
Kindle Paperwhiteのイマイチなところ
スマホよりは画面の反応が鈍い
スマホやタブレットなどのタッチパネルになれていると、ディスプレイの反応が鈍く感じます。
正直ちょっとイライラ…。
特にKindleライブラリの中を回遊するときは、どこをタッチしているのかわかりにくく、操作しにくいです。
慣れると「こんなものだ」と思えますが、それまではストレスかも。
雑誌は読みにくいのでタブレットなどで読むのがオススメ
モノクロ端末なので、カラーの雑誌を見ると残念なことになります。
全体的に画面が小さくなるので文字が潰れるし、写真の色味もわかりづらいし… 雑誌には適していません。
タブレットで見るのがオススメです。

画面リフレッシュ時の白黒反転をどのくらい気にするか
前述の通り、漫画や雑誌など(おそらく固定レイアウトの書籍)の場合、ページを移動するたびに白黒反転の表示が入ります。電子書籍の仕組み上仕方のないことだそう。
わたしは読むうちに慣れて何も思わなくなりましたが、人によっては気になると思います。
総合的にみて満足。価格の価値はある
いろいろ書きましたが、文字主体の電子書籍を読む点に関してはスマホやタブレットよりも断然読みやすいので、総合的にみて満足しています。
定価で購入してもそれなりに満足しそう。セール価格で買うと断然コスパよく感じる
Kindle製品は、Amazonのセール(Amazon プライムデー、ブラックフライデー、サイバーマンデーなど)で思い切った値下げをします。
Amazon プライムデーでわたしが購入した時もKindle Paperwhiteは50%程度の値下げをしており、6,980円(税込)で購入しました。購入時の価格を考えると、大満足の製品です。
Kindle Paperwhiteはこんな方にオススメ
- 小説、実用書など、文字中心の書籍をたくさん読む方
- 電子書籍をスマホやタブレットで読んでいて、読みづらい・なかなか集中できないと思っている方
- 育児中の片手間に本を読みたい方
Kindle Paperwhiteでもっと本を読みたい
わたしの場合、今年に入ってからWebマーケティング関連の本を読んで勉強したり、
料理研究家の土井善晴先生の考え方に興味があって著作を読んだりしているので、
Kindle Paperwhiteのおかげで読書時間が増えました。読書が捗るよい相棒になりそうです。
出産してからしばらくは字を読む気になれませんでしたが(育児にいっぱいいっぱいで脳の容量が足りなかった模様)、本を読みたいと思える状況になったことがまた嬉しい。
気になった本はどんどん読んでいきます!
最近読んでよかった本
くらしのための料理学/土井 善晴
土井先生のレシピ本はいくつか持っているけど、これは「料理とはなにか」を丁寧に解説された本。
日本の風土や気候から和食の調理について解説されていてめちゃくちゃ面白いです。
ふだんから何気なくしていること(調理の前に手を洗う、など)が日本の風土に紐づいたものであり、国が変わればルールが変わるという内容は目から鱗でした。
料理と利他/土井善晴, 中島岳志
土井先生と政治学者の中島先生が「料理と利他」について対談された様子をまとめられた本。
「利他ってなんぞや?」と聞かれるときちんと説明できる自信がないので、とりあえず読んでください。
『くらしのための料理学』を読んだ上で読むと、より理解が深まります。土井先生と中島先生とのやりとりが面白い。
こう見えて元タカラジェンヌです/天真みちる
急に紹介する本のジャンルが変わるけど…
2018年に宝塚歌劇団を退団された天真みちるさんのエッセイ。
タカラヅカファンなのでちょこちょこ出てくるスターさんとのエピソードに「うおお」と思いつつ、天真さんの文章がおかしくてニヤニヤ笑える。はじめて読んだときは、寝る前にこの本を読むのが楽しみでした。
タカラヅカにちょっと興味がある、という方も楽しめるはず。